土壌動物抽出装置 ツルグレン装置

ツルグレン装置とは、土の中の小さな動物(土壌動物)を効率よく集めるための装置です。土壌動物の多くははっきりと目に見えないほどの大きさです。そこで土壌動物を効率よく採取するために「ツルグレン装置」を利用します。

靴の下の土壌動物達 私たちがふだん歩いている土の下には、実はとてもにぎやかな生き物たちの世界があります。うっそうと植物が茂る原生林、明るい雑木 林、杉やヒノキの人工林、草地、畑、公園や市街地の植え込みまで、少しでも土と植物があるところ、必ず土壌動物が住んでいます。

土壌動物は自然の診断役 地上の生き物と同じく、土の中の生き物も、環境ごとに違った種類が生息しています。たとえば、森と草原の土とではまったく違いますし、同じ森林でも自然林、伐採された雑木林、植林された人工林では、やはり土の中の住人が違います。 つまり、ある場所の土壌動物を調べれば、そこの自然が人間の影響をどの程度受けているか、知ることができるのです。言い換えれば、土の中の生き物は自然の診断役という訳です。

ツルグレン装置により、効率よく土壌動物を抽出することが可能です!

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 ツルグレン装置の無料貸し出しを行っております

土壌動物抽出装置 ツルグレン装置 ツルグレン装置とは、土の中の小さな動物(土壌動物)を効率よく集めるための装置です。土壌動物の多くははっきりと目に見えないほどの大きさです。そこで土壌動物を効率よく採取するために「ツルグレン装置」を利用します。

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靴の下の土壌動物達 私たちがふだん歩いている土の下には、実はとてもにぎやかな生き物たちの世界があります。うっそうと植物が茂る原生林、明るい雑木 林、杉やヒノキの人工林、草地、畑、公園や市街地の植え込みまで、少しでも土と植物があるところ、必ず土壌動物が住んでいます。

土壌動物は自然の診断役 地上の生き物と同じく、土の中の生き物も、環境ごとに違った種類が生息しています。たとえば、森と草原の土とではまったく違いますし、同じ森林でも自然林、伐採された雑木林、植林された人工林では、やはり土の中の住人が違います。 つまり、ある場所の土壌動物を調べれば、そこの自然が人間の影響をどの程度受けているか、知ることができるのです。言い換えれば、土の中の生き物は自然の診断役という訳です。

ツルグレン装置により、効率よく土壌動物を抽出することが可能です!

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ツルグレン装置で土壌生物を抽出する流れ

ツルグレン装置を使用した土壌動物の抽出作業の手順を紹介します。
ここではツルグレン装置F1を利用して、抽出作業を行っています。

  • 1調査したい土壌を採取する。

    調査したい土壌を選び、土壌を採取します。このとき、土壌の表面に生えている草などはある程度取り除きます。
    土壌の上に堆積している細かくなった落ち葉や枯れた草を土壌動物が食べて再び植物の栄養にかえています。ですから、そこには土壌動物がたいへん多く生息しているため、細かくなった落ち葉や枯れた草を表面の土壌と一緒に採取します。このとき、土壌そのものには土壌動物がそれほど多くないので採取しすぎないようにします。

    土壌動物の採集のコツ

    スコップで掘って採取するような固い土壌に、土壌動物は極端に少ないので、固い土壌を苦労してスコップで掘って採取すると、抽出される動物が極端に少なくなります。
    ツルグレン装置で土壌動物がうまく抽出されないというのは、これが原因です。
    そこで、新鮮な落ち葉を除き、細かくなった落ち葉の堆積と、それに触れている土壌の表面まで、つまりスコップで固い土を掘ったりせず、手で採取できる部分までをツルグレン装置に投入し、抽出すると、単位土壌体積あたりに抽出される土壌動物の量も種類も多くなります。これがコツです。

    道沿いの畔で土壌を採取

    森林で土壌を採取

  • 2採取した土をバケットに入れる。

    採集した土を紙などの上に広げ、大型の土壌動物を取り除きます(ハンドソーティング法)。また、あきらかに土壌動物の生息しない小石は取り除きます。採集した細かい落ち葉や土壌をバケットに入れ、ロートとフルイの上に設定します。このとき、バケットの網目から土壌がこぼれるため、紙やビーカー等を下に置いて作業します。こぼれた土は、受け容器に入ると観察の妨げになるので、静かにバケットに戻します。

    • 小石などを取り除いた土壌

    • 大型の土壌動物
      (アリ、クモ、ミミズなど)

    • バケットに入れた土壌

  • 3電源を入れて電球の光を照射する。

    ロートの下に受け容器を設置し、電源を入れて電球の光を照射します。(24時間以上)
    長時間点灯した電球はたいへん高温になるため、直接触れたり、燃えやすいものを近づけたりしないよう注意して取り扱ってください。
    また、受け容器に土がこぼれることを防ぐため、実験中は振動を与えないよう注意してください。
    土壌生物は、照明による光と熱、乾燥を避けて下層へ移動し、バケットからフルイ、ロートを通り抜け、受け容器に集まります。

    • ツルグレン装置にバケットを設置

    • 装置の電源を入れて光を照射

    • ロートの先に受け容器を設置

  • 4受け容器に抽出された土壌動物を観察する。

    受け容器に集まった土壌生物は、多くが肉眼では観察できない大きさのため、顕微鏡などを利用して観察します。採取した土壌によって、土壌生物の種類や数は多様です。土壌動物を調べることで、その土壌について理解を深めることができます。

    受け容器に水か、ぬれたティッシュペーパーを入れておくと、生きた土壌動物を観察できます!

    受け容器に集まった土壌動物
    肉眼で観察できるものはわずかなので、
    顕微鏡で拡大して観察します

抽出された土壌動物たち

ツルグレン装置無料貸し出し

弊社では、ツルグレン装置の無料貸し出しを行っています。

  • 【対象】 日本国内の教育機関
  • 【期間】 一週間程度
  • 【費用】 無料(送料のみ実費) ※ヤマト運輸での発送。目安として、関東地方600円。
    着払いで発送致します。返却の際は、元払いでのご返送をお願い致します。

貸し出し可能なツルグレン装置 F1/F2(電源は100Vを使用。一般用のコンセントでご利用できます。) ※F1とF2の違いは、転倒時の電源遮断装置の有無のみで、機能に違いはありません。 F1、F2のどちらが対象となるかは貸し出し状況によります。貸し出し台数は1台までとなります。
サイズ 250×300×550 (mm) バケットサイズ 直径240mm

【申込方法】 問合せフォームよりお問い合わせください。

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ツルグレン装置の製品紹介

  • ツルグレンF-1

  • ツルグレンA-1

  • ツルグレンS-5

  • ツルグレンG-20

ツルグレン装置の納入実績

アイ・フィールドのツルグレン装置(土壌動物抽出装置)は、多くの大学や研究機関等で使用されております。
下記の他に民間企業へ の納入実績も多数ございます。

納入年月 納入先 品番 数量
2018年6月 北海道教育大学 F-2 5基
2017年10月 山梨英和中学校・高等学校 S-5 1基
2017年6月 徳島県立農林水産総合技術支援センター F-1 3基
2016年10月 東北農業研究センター S-5 2基
2016年6月 法政大学 A-1 1台
2015年3月 法政大学 A-1 20台
2014年11月 東北工業大学 F-1 6基
2014年10月 近畿大学 F-2 40基
2014年7月 中国四国農政局 福山センター G-20 1基
2014年3月 東洋大学 白山キャンパス F-10 1基
2014年3月 東京家政大学 狭山キャンパス F-10 1基
2014年1月 国立小山工業高等専門学校 F-1
2013年7月 山梨英和中学校・高等学校 S-5
2013年5月 大阪府病害虫防除所 F-1
2013年3月 大東文化大学 G-20
2013年3月 岐阜県多治見市三の倉市民の里 F-1
2013年3月 宮城教育大学 ツルグレン装置用簡易棚
2012年10月 法政大学生命機能学科植物医科学 F-1
2012年6月 北海道稚内高等学校 F-10
2011年7月 国立大学法人 宇都宮大学 F-1(特注) 5基
2011年6月 国立大学法人 帯広畜産大学 F-2 4基

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